失敗しない土づくりの方法 4つの工程を極めよう!

たけぞうさん
たけぞうさん

家庭菜園を始めたばかりの人やこれから始めたいと思っている方は、土づくりをどのようにすればいいのか悩みませんか?ここでは土づくりの基本的な工程を4つのステップでご紹介していきます!

土づくりの方法を4ステップで解説します

土づくりの方法って難しいと思われる方が多いと思いますが、意外と何もしなくても野菜は育ちます。ただしっかりと土づくりをすることによって野菜の生育に大きく作用してきますので、とても重要なことなんですよね。土づくりの基本的な工程は下記の通りです。

土を耕す

土壌をスコップで掘り起こししっかりと耕します

堆肥(土壌改良材)を投入

植え付けの3週間前に投入します

石灰を投入
  • 土壌酸度のチェックをします
  • 植え付けの2種間前に石灰を投入します
元肥を投入

植え付けの1週間前に投入します

以上が土づくりの5つの工程です。意外と簡単ですよね。ではここから5つの工程を詳しく解説していきましょう。

STEP1 土を耕す

土づくりを始める下準備として、まずは土を掘り起こして柔らかくします。

掘り起こす目安としては、シャベルが土に隠れるくらい、約20~30cmほどしっかりと掘り起こしましょう。土を掘り起こす作業はかなり体力を使いますが、今後の野菜の生育に大きく関わりますので頑張りましょう。

何もしていない土壌はかなり硬くなっていると思います。硬い土のまま野菜を育てても上手く根が張らず生育が悪くなり思ったような収穫が望めません。まずは硬い土を掘り起こし、雑草や小石などを取り除きましょう!

シャベルで土を掘り起こしたら、次は鍬で土を細かく砕いて粒を小さくしていきましょう!土塊がある程度細かくなればOKです。

たけぞうさん
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今まで全く手を付けていない土はかなり硬いので人力では無理な場合があります。そのような場合には耕運機の使用をおススメします。作付け面積が広い場合にも耕運機があった方が体の負担が少なく作業効率が良くなりますよ。

ホンダ エンジン式 耕運機 こまめ F220 JT

STEP2 堆肥を投入

次に堆肥を投入します。だいたい植え付けの3週間前に投入しておきます。

堆肥には、植物質堆肥動物質堆肥の2種類があります。 植物質堆肥は、落ち葉、樹皮、もみ殻、ワラなど植物質の有機物が主材料の堆肥で、肥料成分が少ない代わりに土壌微生物が好む炭素を多く含んでいるため、土作り効果が高いのが特徴です。一方、動物質堆肥は、牛ふん、豚ぷん、鶏ふん、馬ふんなどの家畜ふんが主材料の堆肥で、窒素・リン酸・カリウムの3要素を含んでいるので、土づくり効果と同時に肥料効果も望めます。特に鶏ふんは追肥でも使用されるほど肥料効果が高いです。

たけぞうさん
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さまざまな種類がありますので、どの堆肥を使用するかは好みですが、一般的に多く使用されているのは、牛糞堆肥です。牛糞堆肥は保肥力が高く土をふかふかにしてくれますので初心者の方には使いやすくおすすめです。

堆肥の投入量

堆肥の使用量に関しては、1㎡あたり3Lが目安です。

STEP3 石灰を投入

続いて、植え付けの2週間前に石灰を投入して土壌酸度の調整をします。野菜にはそれぞれ生育しやすい土壌の酸度環境があります。最適な土壌環境にするためにも酸度調整は必要な作業です。

まずは石灰の投入する前に土壌の酸度チェックをしておきましょう!土壌酸度の測定は、土壌酸度計を使うと土壌に挿すだけで測定できるので非常に簡単です。 手順は、こちらをご参考にしてください。

石灰には、生石灰、消石灰、苦土石灰、有機石灰などがあり、一般的に家庭菜園で使用されている石灰は、苦土石灰有機石灰の2種類です。苦土石灰は苦土(マグネシウム)成分が含まれていますので、野菜を栽培していると失われやすい土壌成分のマグネシウムを補給することができます。

土壌酸度について詳しく知りたい方はこちら!

土壌酸度を調整しよう!挿すだけで簡単測定!

石灰の投入量

石灰の量は、1㎡当たり100gが目安です。pHを1上げたい場合には、1㎡当たり150~200gが目安となります。測定した結果に応じて使用量を調整しましょう。

たけぞうさん
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有機石灰やもみ殻くん炭は多少入れすぎてもアルカリ性に傾きすぎることなく、それ以上は土壌中に溶け出さない性質を持っているので初心者の方にも安心して使用できますよ。

STEP4 元肥を投入

最後に、元肥を植え付けの1週間前に投入します。

元肥とは、種や苗の植え付けをする前に、作物が元気に生長するために最初に与える肥料のことをいい、窒素・リン酸・カリウムの3要素を含む肥料が必要になります。

肥料には、有機質肥料無機質肥料(化学肥料)の2種類があります。有機質肥料は、粕や米ぬかなど植物性の有機物、鶏糞や魚粉、カキ殻など動物性の有機物を原料にした肥料です。化学肥料は、石や空気中の窒素ガスなど、自然界に存在する無機物を原料に化学合成した肥料です。

一般的に家庭菜園などで幅広く使われている化成肥料は、化学肥料の原料や単肥を混合し、化学的処理を加えることによって製造した複合肥料のことをいいます。化学肥料と化成肥料は製造工程に違いがありますので別物と考えてください。

肥料や堆肥の投入量

化成肥料は、1㎡当たり100gを目安とします。

たけぞうさん
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元肥の量は、野菜の種類によって増減しますので、必ず投入前に適正量を調べておきましょう!

私の思う土づくりのやり方

ここまで基本的な土づくりの方法を解説してきましたがいかがでしょうか?土づくりの基本はこのようになっていますが、必ずこのステップで進めなければいけないというものでもありません。一つひとつの工程がどのような意味を持っているのか理解することが大切です。その役割を理解することで多少作業が前後しても問題はないです。

効率的な作業方法

土づくりの4つの作業工程は一つひとつ意味があります。

  • 堆肥は、土壌生物が棲みやすい土質に整え団粒構造にするために
  • 石灰は、土壌酸度を野菜が育ちやすいpHに整えるために
  • 肥料は、野菜の生長の栄養補給のために

これらの意味を理解していれば、例えば、酸度調整をしてから堆肥や肥料を投入しても構いません。有機石灰を使用すれば一緒に堆肥を混ぜても問題ありません。さらにはSTEP1~4までを1日で終わらせることも可能です。土づくりの容量が分かってくると自分なりのやり方でやりやすいようにしていくことが可能ですので、あまり難しく考える必要はありません。

私のやり方は、作付け時期までの日数により作業工程を変えています。時間をかけて土づくりの作業を行うときもあれば、作付け時期まであまり日がないときは全ての工程を1日で終わらせてしまうこともあります。つまり使用する資材の相性を考えて使用すれば作業短縮できるということです。ただし堆肥や石灰、肥料は効果が現れるまで時間がかかるので作付けまでは少なくとも5日〜1週間ほど空けるようにしましょう。

最後に「良い土」の定義をご紹介しておきます。

良い土とは

土づくりには、物理性・化学性・生物性という3つの要素があり、これら3要素が互いに関連し合い良い土が出来上がります。物理性とは、土の構造、通気性、排水性、保水性のこと、化学性とは、土壌の酸性度、肥料成分のこと、生物性とは、生物の多様性のことを言います。

物理性土の構造通気性排水性保水性
化学性土壌の酸性度肥料成分
生物性生物の多様性

良い土とは、通気性性、排水性、保水性に優れた土壌のことです。これを作り上げるのは、微生物などの働きによって作られる「団粒構造」がポイントとなります。

団粒構造とは、土壌の微細粒子が集合して微小な塊状をなしていること。孔隙(こうげき)に富み、空気や水の透通性がよく、また水や植物養分を保持する力が大きいので植物にとって好ましい状態である。土壌微生物の活動を盛んにし、養分の供給度を増し、さらに雨水の吸収や浸透がよく行われるので土壌侵食に耐える。

団粒構造の土を作るためには、微生物の働きが欠かせないため、土壌生物のエサとなる堆肥などの有機物を投入し、生物が棲みやすい環境を整えます。土壌生物が増えてくるとその働きにより土が団粒化し、団粒構造が出来上がります。

このように土づくりとは、これら3要素を良循環させ、作物の生育に合った土壌環境を整えることを目的としています。美味しい野菜が出来るか、出来ないかは、この土づくりでほぼ決まってしまうと言っても過言ではありませんので、土壌生物が棲みやすい環境を整えていきましょう!

まとめ

今回は、「失敗しない土づくりの方法 4つの工程を極めよう!」をご紹介しました。

美味しい野菜を作るためには、まずは土壌を野菜作りに適した状態にすることが大切です。一朝一夕には良い土づくりは出来ませんが、時間をかけて土壌改良をしていきましょう!

堆肥や肥料には、それぞれ特徴があります。STEP2STEP5で投入する際には、決められた量を使用するようにしましょう。野菜を大きく育てたいと思って過剰に投入することは禁物です。また堆肥はしっかりと完熟したものを使用するようにしましょう!未熟な堆肥は、土壌のバランスを崩すこともありますので注意しましょう。

では、これからも家庭菜園をエンジョイしましょう!

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