キュウリ栽培の基礎知識 つる下ろし栽培と一枝一果法!

キュウリの栽培は、つるものネットを使用し、親ヅルを摘芯する「摘芯栽培」と親ヅルを摘芯せずに伸ばし続け、つるを下ろしていく「つる下ろし栽培」があります。

今回は、後者のつる下ろし栽培をご紹介します。

つる下ろし栽培

つる下ろし栽培の特徴は、なんと言っても長期収穫が望める点にあります。キュウリは生長が早く、摘芯栽培の場合は、親ヅルを摘芯後は子ヅル・孫ヅルを伸ばしていきますが、短期間で一気に実が成ってしまう短期集中型の栽培方法です。

ですが、つる下ろし栽培の場合は、親ヅルを摘芯せずに伸ばし続けるため子ヅルが新たにたくさん出て来ます。キュウリは節や子ヅルにたくさん実をつけるので、親ヅルの生長とともにどんどん元気な子ヅルが出てくる「つる下ろし栽培」は、長期安定型の栽培方法といえます。

つる下ろしのやり方

それではキュウリのつる下ろしのやり方をご紹介します。

作業手順

  1. つるを下ろす位置より下に実っているキュウリがあれば収穫します。
  2. 下葉の処理をします。つるを下ろす予定の位置より下についている葉を取り除きます。
  3. 誘引している紐などを外してつるを下ろします。

手順は上記の通りです。では、下の図を使って説明していきましょう。

1.まず初めに写真の青丸のキュウリを収穫します。

2.次に下葉の処理をします。赤四角の辺りの下葉をすべて取り除きます。

下葉の処理をするときは、一気にやってしまうと株が弱ってしまったりと少なからず影響が出ますので、一回に2.3枚程度に抑えて下ろす予定の位置まで数日かけて摘葉していきましょう。※ここでは一気に摘葉しちゃってます汗

3.そして最後に誘引している紐などを外して黄色のラインまでつるを下ろします。

つる下ろしをして葉が地面に着きそうな場合は、下ろす位置を適当に調整して下さい。つるは折れないように地面にトグロを巻くように下ろしていきましょう。

全て同様につる下ろししました。

つる下ろしの際に問題となるのは、キュウリ自身が伸ばしたツルを解いてあげないといけないことです。つるを解く作業が意外と時間がかかってしまいます。つるは株の生長とともにどんどん出てくるので綺麗に解こうと思えば思うほど手間がかかります。

たけぞうさん
たけぞうさん

誘引作業って麻紐を使っていると解かないといけないのでそれがなかなか面倒臭いです。手間がかかるので切ってしまうのもいいですが、また新たに紐で括らないといけなくなりますよね?意外とそれが面倒なので、私はくき止めクリップを使用しています。これめちゃくちゃ便利ですよ!

誘引用のおすすめアイテム

私が使っているくき止めクリップは洗濯バサミみたいに支柱を挟むクリップのような形状をしています。これを使用して誘引すると、クリップを外せばすぐにつるを下ろすことができます。このクリップがあると作業効率UPは間違いないですよ!

つる下ろしの作業は面倒くさそうに見えますが、慣れてしまえば意外と時間をかけずに出来るようになりますので長期収穫をしたい方はチェレンジしてみてください。クリップ式の誘引方法ではかなり簡単な作業になりますので、家庭菜園できゅうりを栽培している方はぜひ一度試してみてください!

プランター栽培をしている方は、こちらのサイズが合うと思います。

子づるの仕立て方 一枝一果法

キュウリは生長してくるとわき芽が伸びてきます。このわき芽をづると言いますが、この子づるに実がつくので、放っておくと何個も実をつけてしまいます。キュウリもナスと同様に実を大きくしたいのであれば、一つのわき芽に一つの実をつける一枝一果法を用いて栽培していきます。

一枝一果法とは?

一つのつるに1個の実だけをつけて栽培していく方法です。子づるが伸びてくるとそこに実がたくさん成ります。でも、このまま付いた分だけそのまま実を大きくしようとしても栄養が分散されて、キュウリが大きくなりません。なので、この子づるに付けておく実は1個に限定して栽培していきましょう。

キュウリの栽培では、基本となる栽培方法ですのでしっかりとマスターして覚えておきましょう。

一枝一果法のやり方

では解説していきます。下の図の子づるにはキュウリの実が3つ(青丸)付いています。このキュウリの実を1つにします。一番下の実を残して、その他は摘果します。

キュウリの整枝の基本は、実の付いた先の葉を2枚残してその先の枝を切り取ります。つまり赤線のところで切り取ります。

摘芯栽培の場合、親づるを摘芯した後は、伸びた子づるを代わりに伸ばしていきます。伸ばす子づるを決めたら、他の子づるは一枝一果法で整枝していきましょう。伸ばしている子づるから出てきたわき芽を孫づるといい、今度はこの孫づるを使って一枝一果でキュウリを栽培していきます。色々な栽培方法があるので自分がやりやすい方法で栽培していくといいと思います。

たけぞうさん
たけぞうさん

一番下の実だけ残して他は摘果、葉を2枚残してその先を切り取る。これを覚えておきましょう!

このキュウリの一枝一果の時にもナスと同様の注意点があります。一枝一果をする時の注意点として記載していますので参考にしてください。

ナス栽培の基礎知識 ナスは一枝一果で仕立てよう!

まとめ

つる下ろし栽培は、親ヅルを摘芯せずに伸ばし続ける栽培方法です。ずっと新芽が伸び続けて行くので、少々強風で葉が傷んでも新たな葉が展開していきます。これが長期収穫ができる所以です。

大事なことを言い忘れていましたが、キュウリの下葉を処理する時は、一気に葉を取ってしまうと株が弱ってしまうので注意が必要です。つる下ろしをする前に2・3日に分けて摘葉しましょう。

またキュウリもナスと同様に一枝一果法で栽培することで、株の成り疲れを遅らせることができますので長期収穫におすすめですよ。

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