キュウリ栽培の基礎知識 つる下ろし栽培と一枝一果法!

キュウリの栽培は、つるものネットを使用し、親ヅルを摘芯する「摘芯栽培」と親ヅルを摘芯せずに伸ばし続け、つるを下ろしていく「つる下ろし栽培」があります。

今回は、後者のつる下ろし栽培をご紹介します。

つる下ろし栽培

つる下ろし栽培の特徴は、なんと言っても長期収穫が望める点にあります。キュウリは生長が早く、摘芯栽培の場合は、親ヅルを摘芯後は子ヅル・孫ヅルを伸ばしていきますが、短期間で一気に実が成ってしまう短期集中型の栽培方法です。

ですが、つる下ろし栽培の場合は、親ヅルを摘芯せずに伸ばし続けるため子ヅルが新たにたくさん出て来ます。キュウリは節や子ヅルにたくさん実をつけるので、親ヅルの生長とともにどんどん元気な子ヅルが出てくる「つる下ろし栽培」は、長期安定型の栽培方法といえます。

つる下ろしの実践

さて、キュウリのつる下ろしですが、大変な作業で時間がかかると思っていましたが、意外と簡単に終えることができました。私の誘引方法は、茎止めクリップを使用しているので、この洗濯バサミのようなクリップを外せばすぐに下ろすことができます。

問題は、キュウリ自身が伸ばしたツルを解いてあげないといけないことです。それを解きながらツルを下ろします。

※こんなものもあるのでキュウリから伸びたツルを外すのが少々手間と時間を要します。

また下葉の処理もしないといけないのでやることは多いです。まずはこの一番生長の早い豊美二号をつる下ろししていきます。

まずは下のpicの青丸のキュウリを収穫、そして茎止めクリップを外して黄色のラインまでツルを下ろします。その後、赤四角の辺りが地面に降りていると思うので、その部分の下葉をすべて取り除きます。

黄色のラインまで下げてしまうと葉が地面に着きそうだったのでこのくらいにしました。残りのシャキット3株も同様につる下ろししました。

ツルは地面に折れないように下ろしました。トグロを巻くように下ろすといいようですが、なかなか思うように巻けませんでしたので、こんな感じで下ろしています。

子ヅルの仕立て方 一枝一果法

キュウリは生長してくるとわき芽が伸びてきます。このわき芽を子ヅルと言いますが、この子ヅルに実がつくので、放っておくと何個も実をつけてしまいます。キュウリもナスと同様に実を大きくしたいのであれば、一つのわき芽に一つの実をつける一枝一果法を用いて子ヅルの整枝をしていきましょう。

一枝一果法とは?

子ヅルが伸びてくるとそこに実がたくさん成ります。でも、このまま付いた分だけそのまま実を大きくしようとしても栄養が分散されて、キュウリが大きくなりません。なので、この子ヅルに付けておく実は1個に限定します。

これを一枝一果法といいます。これはキュウリの栽培で基本となることですのでしっかりと覚えておきましょう。

一枝一果法の実践

実際にやってみます。この子ヅルにはキュウリの実が3つ付いています。水色の丸がそれです。このキュウリの実を1つにします。一番下の実を残して、その他は摘果します。

キュウリの整枝の基本は、実の付いた先の葉を2枚残してその先の枝を切り取ります。つまり赤線のところで切り取ります。

こんな感じです。一番下の実だけ残して他は摘果、葉を2枚残してその先を切り取る。これを覚えておきましょう。

摘芯栽培の場合、親ヅルを摘芯した後は、伸びた子ヅルを代わりに伸ばしていきます。そのため、伸ばす子ヅルを決め、他の子ヅルは一枝一果法で整枝していきましょう。

これからどんどん新たな葉を展開して大きくなって欲しいです。強風でキュウリの実がダメになってしまいましたが、上の方はしっかりと良い実が残っていたので、これからが楽しみです。

まとめ

つる下ろし栽培は、親ヅルを摘芯せずに伸ばし続ける栽培方法です。ずっと新芽が伸び続けて行くので、少々強風で葉が傷んでも新たな葉が展開していきます。これが長期収穫ができる所以です。

大事なことを言い忘れていましたが、キュウリの下葉を処理する時は、一気に葉を取ってしまうと株が弱ってしまうので注意が必要です。つる下ろしをする前に2・3日に分けて摘葉しましょう。

またキュウリもナスと同様に一枝一果法で栽培することで、株の成り疲れを遅らせることができますので長期収穫におすすめですよ。

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