野菜づくりの基礎知識 野菜に合った元肥の施し方と畝の立て方

  • 元肥の施し方って使い分けが必要なの?
  • 畝の立て方って野菜によって違うの?

この様な疑問にお答えします。

元肥の施し方って知ってるけど、意外と使い分けるポイントを知らなかったりしませんか?畝の立て方も野菜によって違うって知ってました?

たけぞうさん
たけぞうさん

野菜の種類に合った元肥の施し方と畝の立てのポイントを解説します。これを読み終わる頃には、野菜の種類に合った方法を選んで野菜づくりに活かすことが出来ますよ。

それでは、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「野菜に合った元肥の施し方と畝の立て方」をご紹介します。

元肥の施し方

元肥の施し方には様々な方法があります。ここでは、その種類や特徴について下記の通りに解説していきます。

  1. 元肥について
  2. 施肥の種類や特徴について

元肥について

元肥とは

種や苗の植え付けをする前に、作物が元気に生長するために最初に与える肥料のことをいいます。植物の発育を止めないために施すので、効果がすぐに現れない有機質肥料をベースとした遅効性の肥料や緩効性の肥料を使用します。過剰に施してしまうと、植物の根を傷めて枯れさせてしまう可能性があるので、適量与えることが大切です。

一般的には

元肥で使用する肥料は、動物質堆肥化成肥料を施します。

施肥の種類や特徴について

施肥の種類には、大きく分けて全面施肥溝施肥の2種類あります。それぞれ元肥の施し方が違い、その効能も変わります。また追肥などでよく行われる置き肥と呼ばれる方法もあります。

全面施肥

全面施肥は、畑全体に肥料をばらまき、土とよく混ぜる施し方です。栽培期間の短い葉もの野菜や根に元肥が触れると形が悪くなる根菜類などに適した施肥の方法です。

MEMO
キュウリ、カボチャ、イチゴ、ホウレンソウなど、根が浅く張る野菜に適しています。畝全体にまんべんなく肥料がまかれているので、どこに植えても肥料を吸収しやすくなります。

溝施肥

溝施肥は、定植場所に溝を掘り、その溝の底に肥料を施す方法です。栽培期間が長く、根が深く伸びる果菜類、栽培期間が比較的長い葉もの野菜などに適した施肥の方法です。また定植場所に溝ではなく、植え付け場所に個別に深く穴を掘って、穴底に元肥を入れる穴施肥もあります。

MEMO

トマト、ナス、ハクサイ、キャベツなど、根が深くしっかり張る野菜に適しています。この溝施肥には、肥料を長く持たせる効果もあり、しっかりと肥料を効かせて長期間栽培するような野菜に向いています。

この溝施肥で気を付けないといけないことは、施した肥料の上に野菜を植え付けなければいけません。

置き肥

置き肥は、ジャガイモやサトイモの栽培で、溝を掘って種芋を植え付け、その間に元肥を入れ肥料を施す方法です。種芋が肥料に触れると生育不良になるので、触れないようにするのがポイントです。

施肥の使い分け!

元肥の施し方は、野菜の根のはり方、栽培期間などによって使い分けます。野菜の特徴をしっかりと把握した上で、適切な方法を選びましょう!

畝の立て方

畝とは

畝とは、野菜を育てるために土を盛り上げた、細長いベッドの様なもの。作物にとって重要な根張りに有効なスペースを確保し、保水や排水、地温の調節をするなど大切な役割を果たします。

畝を立てるメリット!
  • 水はけがよくなる
  • 根が伸びるスペースを確保できる
  • 通路と畑の区別がはっきりする
  • 菜園計画が立てやすい
  • 追肥や収穫などの管理がしやすい

このように畝を立てるということは、野菜づくりにおいて非常に重要です。畝の形状は、平畝、高畝、鞍つきと様々なものがあり、野菜の種類や土壌の性質などによって使い分けることが必要となります。それでは、どのような時にどの畝の立て方が良いのか、畝の種類や特徴を下記でご紹介していきます。

畝の種類や特徴について

平畝

平畝は、高さ10㎝未満の畝で、乾燥しにくいので、保水性を好む野菜に適した畝です。

MEMO
根を浅くはる野菜や水を好む野菜などに適しています。土寄せする野菜の場合も平畝で畝を立て、徐々に土を盛り上げていきます。

高畝

高畝は、土を20㎝以上高く盛り上げて作った畝で、水はけの悪い畑や排水性の良い土壌を好む野菜に適した畝です

畝の高さ20㎝以上
MEMO
根を深くはる野菜や根菜類などに適しています。さつまいもは、30㎝程度の排水性の良い高畝にしたかまぼこ型に畝を立てます。

鞍つき

鞍つきは、 1株ごとに円形の畝を作ります。直径40cm、高さ20cmの円錐形になるように土を盛り上げます。

MEMO
ツルが2m四方に伸びる「スイカ」や「カボチャ」などの栽培に適した畝の立て方になります。

畝立てのポイント!

畝の高さを決める時は、野菜の根のはり方や栽培方法の特徴によって使い分けますが、菜園の排水性なども考慮して考えていきましょう!雨が降った際に水が溜まって、畝が浸かってしまうような排水性の悪い土地では、平畝ではなく高畝に近い高さが必要となります。野菜の特徴、その土地の排水性に注意して高さを決めていきましょう!

まとめ

今回は、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「野菜に合った元肥の施し方と畝の立て方」をご紹介しました。

元肥の施し方や畝の高さなどは、それぞれ野菜の性質や育て方によって適した方法があります。野菜の特徴を知ることは、野菜作りにとても大切なことです。どのように根が伸びていくのか、排水性の良い土壌を好むのか、保水性の高い土壌を好むのか、栽培期間が長いのかなどを考えて、元肥の方法や畝の立て方を変えていきましょう。

人間が寝心地の良いベッドを求めるように、野菜たちも自分たちに合った居心地の良いベッドで育つと、病気になりにくく大きく生長していきますよ。

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