連作障害にならないための方法 輪作をしよう!

たけぞうさん
たけぞうさん

家庭菜園を始めたばかりの人やこれから始めたいと思っている方は、連作障害にならないためにも回避する方法を知っておきましょう!ここでは連作障害にならないために必要な知識とその方法をご紹介していきます!

連作障害にならないための方法

連作しない

家庭菜園の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、「色んなの種類の野菜を育てたい」、「できれば収穫量も多い方がいい」と考えている人は少なくないと思います。しかしただ適当に好きな野菜を植えて育てればいいというわけではありません。なぜならば、そのような野菜づくりをしていると、すぐに「連作障害」という現象が起きてしまうからです。

連作障害になる要因は、土壌の栄養素と微生物の生態系のバランスが崩れることです。その土壌バランスを崩すことなく連作障害にならない様にするには、「連作しないこと」が、シンプルかつ簡単な方法でありとても大切なことです。

連作障害にならないための方法は、連作しないこと

これが一つの結論です。さらにその他に連作障害を回避するための方法として接木苗があります。

接木苗を活用する

野菜を育てる際、連作障害に強いものを選ぶのもひとつの手段です。連作障害に強い植物を接木した苗(接木苗)や連作障害に強い品種を育ててみるのもいいです。

接ぎ木苗とは

育てたい野菜を、土台となる台木に接ぎ合わせた苗のことです。台木には、野生種などの病害虫や連作障害に強い品種が使われているので失敗しにくく、収穫量UPが期待できます。接ぎ木苗が出回っているのは、主にナス科、ウリ科の果菜類です。価格は高めですが、市民農園などで前作が分からない場合などに、特におススメで有効です。

ただし「連作障害に強い」という特徴に甘えて連作するのは、あまりおすすめしません。連作に強い植物や接木苗は、あくまでも起こりうる連作障害に備える程度の心持ちで育てましょう。基本的には輪作と併用することをオススメします。

連作障害にならないための方法として、連作しないことが一つの結論となりましたが、ではどのようにして連作にならないように野菜づくりをしていけばいいのでしょうか。その答えは、「輪作」にあります。

輪作って何?

輪作とは

菜園を4つの区画に分け、区画ごとに同じ科の野菜を割り当て、ローテーションさせるやり方です。例えばAはナス科、Bはウリ科、Cがマメ科、Dその他という風に区画ごとに育てる野菜を分けて決めておきます。そして、次の年には一つずつ場所をずらしていきながら作付けを行っていきます。そうすると再びAにナス科が戻ってくるのは、4年後になりますので、自然と輪作年限を守ることが出来ます。

春夏野菜は、ナス科、ウリ科、マメ科を中心にA~Cに、他をDに割り当てます。秋冬野菜は、アブラナ科、キク科、セリ科、ヒガンバナ科をA~Dに割り当てローテーションさせていきます。

今回は、このように4区画に分けて例をあげて説明しましたが、特に4つの区画にこだわる必要はありません。重要なことは作付けする野菜を使用する畝を使ってローテーションさせていくということです。つまり菜園の区分けは自由なのです。

たけぞうさん
たけぞうさん

この輪作をする上で必要な知識として、野菜の分類は覚えておいた方がいいです。こちらを参考にしてください。

輪作を取り入れるメリット・デメリット

メリット

輪作のメリットは、言うまでもなく連作障害を回避した畝管理がしやすいことです。畝をローテーションさせるだけで連作障害を回避できるので管理がしやすいですよね。

デメリット

デメリットは、野菜の輪作年限によっては作付けできる野菜の数や種類が限られてくるということです。例えば、輪作年限の一番長いエンドウ(5年)をローテーションに組み込むと必要となる畝数が6本必要になります。使用する畝数が増えるほどその分必要となる畝数は倍となります。

必要畝数=使用する畝数×(最大輪作年限+1年)

輪作を取り入れた作付け計画の立て方

計画の立て方

ここからはこの輪作を作付け計画に取り入れてみましょう。年間計画を立てる際にまず考えなければならないことは、畑に畝を何本作れるのか、どのような野菜を育てるのか、また育てる野菜の科目は何種類あるのか、野菜の輪作年限は何年なのか、ということです。

  • 畝が何本作れるのか
  • 育てたい野菜の数
  • 野菜の種類や科目
  • 野菜の輪作年限

畑の区分けを考えよう!

まずは畑の区分けをして畝を何本作れるのか、もしくは何本作る予定のかを考えましょう。区分けされた畝の本数によってローテーションできる最大年数が決まります。連作障害を回避するために輪作を行う場合、使用する畝を毎年ずらしていきます。例えば、下の図では、畝が10本ありますが、今年この畝の1で作付けをしたら翌年は2で作付けするという風に使用する畝を一つずつずらしてローテーションさせていきます。毎年ローテーションさせていくと10年目には元の畝に戻ってきますので、この畑のローテーションできる最大年数は10年となります。

ただし、同じ科目の野菜を作付けしていくとローテーションできる最大年数が短くなります。それは後ほど説明します。

野菜の種類と科目を考えよう!

では続いて育てたい野菜を決めていきます。作付け計画の立て方のところでも紹介しているように、まずは作ってみたい野菜をリストアップしていきましょう。リストアップできたら野菜のグループ分けをしていきます。

野菜には〜科という風にグループ分けがされており、同じ科目の野菜が数種類存在する場合もあります。例えば、アブラナ科でいうと、ブロッコリー、キャベツ、白菜、大根などです。この同じ科目の野菜を同じ畝で育て続けると連作障害になってしまいますので、育てたい野菜がどの科目であるのかをしっかりと確認しておく必要があります。野菜の科目を確認したい時には、下記にまとめていますので参考にしてください。

連作障害にならないために野菜の分類を覚えよう! 

作りたい野菜をリストアップした際に同じ科目の野菜が必ず出てくると思います。特に夏野菜でいえばナス科(なす・じゃがいも・ピーマン・トマトなど)、秋冬野菜でいうとアブラナ科(キャベツ・白菜・大根・ブロッコリーなど)がそれにあたります。家庭菜園でも人気の野菜ですよね。でそのような場合はどうなるのかというと、例えば、下の図のように①と⑥が同じ科目の野菜を育てていた場合、5年目には同じ科目の野菜を栽培していた畝を使うことになります。ということは、この畝の最大年数は5年となり野菜の輪作年限が4年までの種類しか栽培できなくなります。

ここまででお分かりのように同じ科目の野菜を何種類も栽培しようとすると、必然と必要となる畝数は多くなります。限られた土地で家庭菜園を楽しまれている方も多いと思いますが、そのような場合には畝を縦に二分割してそれぞれを独自にローテーションさせていくと畝数が増えて栽培できる野菜の種類も増やすことができます。

例えば、上の図であれば10本ある畝を2分割することにより20本となり、それぞれをローテーションさせると同じ科目の野菜であっても2倍作付けが可能です。単純に数を増やすだけなら簡単にできるのでおすすめですが、その分収穫量が減りますよね…どちらがいいのか私も悩みます。

このように畝の本数によって作付けできる野菜の数がおおよそ決まってきます。まず畑の区分けをして畝の本数を決めておき、育てたい野菜をリストアップして同じ科目の野菜をどのように配置するのか輪作年限を照らし合わせて考えていきましょう。

また野菜にはこの連作障害を回避するための輪作年限があり、それを守って野菜を育てていくことが基本となります。輪作を取り入れた作付け計画を立てる場合、以上のことを踏まえ考えて計画を立てていく必要があります。

※野菜づくりには連作障害にならないためのさまざまな方法がありますが、今回はそれらをひとまず置いといて話をしています。

野菜ごとの輪作年限を考えよう!

野菜には、連作を避ける期間(輪作年限)というものがある程度決まっています。これはこの期間の連作を避けることで、また元の場所で栽培が可能になる期間を表します。連作障害を避けて野菜づくりをするためにもこの期間はある程度頭に入れて作付け計画を立てていきましょう。

ナス科ウリ科マメ科アブラナ科キク科ヒガンバナ科その他
1年玉ねぎ
1~2年かぼちゃ

ズッキーニ
大根

小松菜

ラディッシュ

水菜

ルッコラ

チンゲン菜
リーフレタス

春菊
葉ネギ

長ネギ

ワケギ

ニラ

ニンニク

ラッキョウ
トウモロコシ

サツマイモ

ホウレン草

オクラ

シソ

ミツバ
2年玉レタス
2~3年ジャガイモゴーヤ落花生

インゲン
白菜

カブ

キャベツ

ブロッコリー

カリフラワー
ニンジン

ゴマ

セロリ
3年キュウリ
3~4年ピーマンメロン

トウガン
枝豆

シカクマメ
イチゴ

アスパラガス
4年
4~5年トマト

ナス
ショウガ

サトイモ
5年スイカソラマメ

エンドウ
ゴボウ

※この期間はあくまで目安であり、必ず連作障害が起きないわけではありません。

輪作をして作付けする野菜が少なくなってしまったら積極的にプランター栽培を活用しよう!

作りたい野菜リストの中で、プランター栽培で収穫量がしっかりと望めるものは、積極的にプランター栽培を取り入れて行きましょう。プランター栽培であれば、毎回土を入れ替えて栽培しますので連作障害になることはほぼありません。

※土を再利用する場合は注意が必要です。

露地栽培の方が、収穫量の期待値は大きいですが、家庭菜園では、スペースに限りがあるため使える畝にも限界があります。なのでプランター栽培をを取り入れて野菜づくりをすることで野菜の種類を増やすことも可能ですよ。野菜づくりの醍醐味は露地栽培だけではないのです!

まとめ

今回は、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「連作障害にならないための方法 輪作しよう」をご紹介しました。

美味しい野菜をたくさん育て収穫するためには、連作障害を避けることは必須です! まず第一に野菜の分類をしっかりと把握しておきましょう!さらに輪作を取り入れて作付け場所をローテーションさせていくことで避けることが可能ですので、積極的に取り入れて行くことをおススメします。

連作障害にならないために野菜の分類を覚えよう! 

家庭菜園を始める時には、事前に輪作を意識した野菜の作付け計画を立てておくのもいいと思います。是非輪作を考えながら計画を立てていきましょう。さらに接木苗を活用することで連作障害の回避力が高まりますので、一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

【STEP4】野菜づくりは計画的に!作付け計画の立て方 簡単な4つのステップ

万が一、連作障害などになってしまった場合には、夏場であれば太陽熱を利用した土壌消毒、厳寒期であれば寒中耕起をした土壌消毒を行うことができますので実践してみてください。

農閑期にやるべきこと!寒中耕起で土壌消毒をしよう!

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