野菜づくりの基礎知識 連作障害にならないための方法 輪作をしよう

  • 連作障害って何?
  • 連作障害にならない方法を教えて欲しい

ここでは、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

連作障害にならないための方法とポイントをご紹介します

たけぞうさん
たけぞうさん

これを読むと連作障害についての理解を深め、連作障害にならないための方法を知ることが出来ます。

今回は、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「連作障害にならないための方法 輪作しよう」をご紹介します。

連作障害について

家庭菜園の楽しみ方は人それぞれだと思いますが、「色んなの種類の野菜を育てたい」、「できれば収穫量も多い方がいい」と考えている人は少なくないと思います。しかしただ適当に好きな野菜を植えて育てればいいというわけではありません。なぜならば、そのような野菜づくりをしていると、すぐに「連作障害」という野菜づくりをするうえで、特に注意しないといけない現象が起きてしまうからです。

この連作障害というものは、厄介なもので一度起きてしまうとなかなか元に戻すのが難しいのです。家庭菜園を楽しんでいる人は、この連作障害を常に意識し注意しながら野菜づくりをしています。では、連作障害にならない様に野菜づくりをしていくためには、どのような方法で取り組んでいくのが良いのか、それは(科)を変えてローテーションをさせていく「輪作」をしていくことです。

ここからは、野菜づくりにおいて一番重要な連作障害について、そして、その連作障害にならないための方法として最も一般的な輪作についてご紹介していきます。

連作障害とは

同じ野菜(同じ科の野菜) を同じ場所で繰り返し続けて栽培すると、病害虫に侵されやすくなったり、収穫量や品質が下がることがあります。これを「連作障害」と言います。 例えばトマトをある場所に植えたとします。その後に同じナス科であるジャガイモを植えようとすると、ナス科グループの野菜の連作になってしまうため、生育に障害が出る可能性が高まってしまいます。

連作障害が起こる原因は、土壌の栄養素と微生物の生態系のバランスが崩れることから起こるといわれています。

同じ場所で、同じ野菜ばかりを作り続けると、その野菜が必要とする栄養分だけが吸収され、土壌中にはその特定成分だけが不足した状態になります。またその野菜が必要としない栄養分が土壌中に残ることにもなります。連作によって生じる栄養バランスの崩れが、生育障害を引き起こすものとして考えられています。

さらに、連作によって生じるのは栄養の偏りだけではなく、土壌中に棲む微生物のバランスも崩してしまいます。なぜならば、連作してしまうと、その野菜を中心に発生する病害虫が集まり、繁殖し密度を増していきます。そうなるとその病害虫が好む特定の微生物ばかりが死滅してしまいますから、土壌バランスを崩すことになります。そうならないためにも毎年異なる野菜を植えることが大切になります。

連作障害にならないために必要なこと

連作障害になる要因は、土壌の栄養素と微生物の生態系のバランスが崩れることです。その土壌バランスを崩すことなく連作障害にならない様にするには、「連作しないこと」が、シンプルかつ簡単な方法でありとても大切なことです。

連作障害にならないために必要なこととは、連作しないこと

連作しないことが、一番大事なことですが、ではどのようにして連作にならないように野菜づくりをしていけばいいのでしょうか。その答えは、「輪作」にあります。

連作障害にならないための方法

輪作とは

菜園を4つの区画に分け、区画ごとに同じ科の野菜を割り当て、ローテーションさせるやり方です。例えばAはナス科、Bはウリ科、Cがマメ科、Dその他という風に区画ごとに育てる野菜を分けて決めておきます。そして、次の年には一つずつ場所をずらしていきながら作付けを行っていきます。そうすると再びAにナス科が戻ってくるのは、4年後になりますので、自然と輪作年限を守ることが出来ます。

春夏野菜は、ナス科、ウリ科、マメ科を中心にA~Cに、他をDに割り当てます。秋冬野菜は、アブラナ科、キク科、セリ科、ヒガンバナ科をA~Dに割り当てローテーションさせていきます。

この輪作をする上で必要な知識として、野菜の分類は覚えておいた方がいいです。こちらをご参考にしてください。

野菜づくりの基礎知識 野菜の分類 連作障害にならないための知識

野菜ごとの輪作年限

野菜には、連作を避ける期間(輪作年限)というものがある程度決まっています。これはこの期間の連作を避けることで、また元の場所で栽培が可能になる期間を表します。連作障害を避けて野菜づくりをするためにもこの期間はある程度頭に入れて作付け計画を立てていきましょう。

ナス科ウリ科マメ科アブラナ科キク科ヒガンバナ科その他
1年玉ねぎ
1~2年かぼちゃ

ズッキーニ
大根

小松菜

ラディッシュ

水菜

ルッコラ

チンゲン菜
リーフレタス

春菊
葉ネギ

長ネギ

ワケギ

ニラ

ニンニク

ラッキョウ
トウモロコシ

サツマイモ

ホウレン草

オクラ

シソ

ミツバ
2年玉レタス
2~3年ジャガイモゴーヤ落花生

インゲン
白菜

カブ

キャベツ

ブロッコリー

カリフラワー
ニンジン

ゴマ

セロリ
3年キュウリ
3~4年ピーマンメロン

トウガン
枝豆

シカクマメ
イチゴ

アスパラガス
4年
4~5年トマト

ナス
ショウガ

サトイモ
5年スイカソラマメ

エンドウ
ゴボウ

※この期間はあくまで目安であり、必ず連作障害が起きないわけではありません。

連作障害に強い接木苗

野菜を育てる際、連作障害に強いものを選ぶのもひとつの手段です。連作障害に強い植物を接木した苗(接木苗)や連作障害に強い品種を育ててみるのもいいです。

接ぎ木苗とは

育てたい野菜を、土台となる台木に接ぎ合わせた苗のことです。台木には、野生種などの病害虫や連作障害に強い品種が使われているので失敗しにくく、収穫量UPが期待できます。接ぎ木苗が出回っているのは、主にナス科、ウリ科の果菜類です。価格は高めですが、市民農園などで前作が分からない場合などに、特におススメで有効です。

ただし「連作障害に強い」という特徴に甘えて連作するのは、あまりおすすめしません。連作に強い植物や接木苗は、あくまでも起こりうる連作障害に備える程度の心持ちで育てましょう。基本的には輪作と併用することをオススメします。

まとめ

今回は、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「連作障害にならないための方法 輪作しよう」をご紹介しました。

美味しい野菜をたくさん育て収穫するためには、連作障害を避けることは必須です! 輪作を取り入れて作付け場所をローテーションさせていくことで避けることが可能ですので、積極的に取り入れて行くことをおススメします。

それほど難しい方法ではありませんので、家庭菜園を始める時には、是非輪作を考えながら計画を立てていきましょう。さらに接木苗を活用することで連作障害の回避力が高まりますので、一つの方法として取り入れてみてはいかがでしょうか。

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