ジャガイモの育て方 ジャガイモの栽培方法 育て方のコツ

ジャガイモを育てよう!

ジャガイモの特徴

科目土壌酸度株間収穫まで連作障害
ナス科pH5.5~6.030cm約3か月あり(輪作年限2~3年

ジャガイモは、南米アンデス高地原産のナス科の野菜です。初心者でも育てやすく家庭菜園でも人気の野菜です。春植えと秋植えの年2回栽培することができ、植え付け後、約3カ月で収穫出来ます。

連作障害があり、輪作年限は2~3年です。ナス科の野菜としては、輪作年限は短いです。

栽培のポイント!
  • 病気を避けるために、検査機関で合格した種芋を使用する
  • 芽かきをして一つひとつのジャガイモをよく太らせる
  • 土寄せをしてイモの緑化を防ぐ

ジャガイモの栽培スケジュール

ジャガイモの栽培スケジュールは次のようになります。

春作と秋作の年2回栽培が可能です。

ジャガイモの栽培方法

ジャガイモの栽培にはいくつかのステップがあります。

芽出し(浴光催芽)

事前に購入した種芋から芽を出しておきます

管理
  • 芽かき
  • 追肥と土寄せ
収穫

収穫の方法

保存

保存方法

STEP1 土づくり

ジャガイモは酸性土壌の方がよく育つので、石灰は必ずしも散布する必要があるとは限りません。石灰をまく必要があるかどうかを知るために、まずは土壌の酸度(pH)を測定しましょう。

土壌酸度の調整

畑は、深さ30cm程度(鍬が入るくらい)に耕します。ジャガイモの栽培に適した酸度は、pHは5.5〜6.0が目安です。有機石灰や苦土石灰を使用して土壌酸度を調整しておきましょう。

土壌酸度の測定の方法はこちら

pH投入量
pH5.0~5.5の時50g/㎡
pH5.0未満の時100g/㎡

※投入量はあくまで目安です。酸度を計りながら調整してください。

注意
pH7.0以上になると「ソウカ病」が発生してしまうので、石灰のやりすぎに注意しましょう!

STEP2 芽出し

芽出し作業とは?

ジャガイモは植え付ける前までに種芋から芽を出しておく「芽出し作業」をしておくと植え付け後の生長がスムーズです。

芽出しをしていなくても、植え付ければ芽は地上に出てきますが、出てくるまでにかなり時間がかかってしまいます。あらかじめある程度芽を出しておくことで、植え付け後、地上に芽が出てくるまでの時間が短縮できます。

なぜ芽出し作業が必要?

全てのジャガイモが必ずしも良い芽が出てくるとは限りません。もし芽出しをせずに植え付けると、せっかく種芋を植え付けても芽が貧弱だったり、出て来ない場合もあるので、その状況ををあらかじめ回避することができます。

また先に芽出しをしておくことによって、元気な芽が出ている種芋を選別して使えるという利点もありますね。

芽出し作業に必要な期間

芽出し作業に必要な期間は、2~3週間程度です。

春植えで使用する品種は、すでに休眠期間から明けているものが多いので、それほど日数はかからないと思います。ただし気温が低いため、温度管理が不十分だとしっかり芽が出ないこともあります。その辺りを考慮すると植え付けの2~3週間前より開始するのが良いでしょう。

秋植えの際には、休眠から明けていないことが多いため、3週間前には作業を始めることをおススメします。秋植えの植え付け期間は、短くその時期を逃すと収穫前に霜が降り、十分にイモが太らなかったり、収穫量が減ってしまいます。後々の生長に影響が出やすいので植え付け適期に間に合うように余裕をもって作業をしましょう。

芽出し作業の方法

春植えの場合には、浴光催芽という芽出し方法を行います。

浴光催芽とは

種芋を10~20℃の明るいところに置き、できるだけ濃緑で短い幼芽を育てることを言います。

催芽の方法
種芋を全体にまんべんなく日光が当たるように、ざるや箱(段ボール)などに並べます。気温10~20℃の明るい場所(室内の窓辺など)に置き、芽を大きく育てます。夜間は温度が下がるので、毛布などをかけて保温します。

秋植えの場合には、芽出しをする時は、気温が重要なポイントとなります。種芋を涼しい場所で管理することで休眠から目覚めて芽が出始めますので、風通しの良い明るい日陰の涼しい場所で管理しましょう。種芋のままではなく土に埋めることで芽が出やすくなる方法もあるようです。

STEP3 植え付け

ジャガイモの植え付けは、溝施肥にします。浅植えや逆さ植えなど様々な方法がありますが、ここでは一般的な方法をご紹介します。

植え付け前の準備

まず、種芋の選別をします。芽出し作業した種芋からしっかりした芽が出ているものを選びます。黒っぽい新芽が1cm程度出ているものを選びましょう。

40g以下の種イモはそのまま植えます
ポイント!

大きな種芋はへそを下にして縦切りにします。横方向に切ると、へその部分から縦に走っている内部の繊維を断ち切ってしまい、タネイモの水分・養分が外に流れてしまいます。必ず縦方向に切り分けましょう。

切った種芋は、切り口を自然乾燥させるか、草木灰を付けて腐敗予防します。草木灰を使用した方が、手間がかからずに簡単です。

40g以下の小さな種芋はそのまま使用します。

注意
※秋じゃがは、植え付け時はかなり気温が高いため、切って植え付けると切り口が腐敗し種芋が腐ってしまう可能性がありますので、そのまま植え付けるようにしましょう!

植え付け 溝施肥

深さ20~30cmの溝を掘ります。

溝に種芋を入れていきます。株間30cmになるように、移植ゴテがすっぽりと入る程度の間隔をあけて、へそや切り口を下にして置いていきます。

種芋の間に牛糞堆肥移植ゴテ1杯(約300g)、化成肥料一つかみ(訳30g)程度入れます。

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注意
堆肥や肥料が種芋に触れてしまうと、肥料焼けを起こしてしまいますので、付かないないよいうに注意しましょう!

マルチ栽培

ジャガイモの春植え栽培は、植え付け時期が2月下旬からとまだ気温の低い時期になります。地温を上げて生育を促進させるために、黒マルチを使用したマルチ栽培があります。

ジャガイモの場合、マルチを使用することにより、イモの緑化を防ぐことが出来るため、土寄せなしで栽培することが出来ます。

STEP4 管理

芽かき

草丈10~15㎝になったら芽かきの適期です。茎が太く葉のしっかりとした生育の良い芽を2本残して芽かきをします。

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たけぞうさん

あまり芽の本数が多いと出来るジャガイモは多くなりますが、サイズが小さくなります。小さいジャガイモは、ソラニンという有害物質を含んでいるため食べられませんので、しっかりと芽かきをしてジャガイモを大きくすることが大事です。

芽を引き抜く際は、芽の株元を手でしっかりと押さえて真上に引き抜きます。それほど力を入れなくても引くと気持ちいいように抜けます。中には、引っ張ってもなかなか抜けないものがありますが、そのようなものは茎をハサミで切るか、折ってしまうといいです。

1回目の追肥と土寄せ

芽かき作業が終わったタイミングで1回目の追肥と土寄せをします。

追肥は化成肥料を30g/㎡を畝横にまき、土と馴染ませ株元に土寄せします。

1回目の土寄せは、株元を中心に5cmほど土を盛ります。

2回目の追肥と土寄せ

芽かきから1カ月後、2回目の追肥と土寄せをします。

ここがポイント!

イモの肥大期にカリを施肥すると、良質のデンプンができて美味しくなるため、追肥に「草木灰」などを入れると良いです。

この時期の追肥には、カリ成分の多い草木灰を化成肥料に混ぜて追肥します。

2回目の土寄せは、さらに5cm以上しっかりと土を盛ります。

STEP5 収穫

ジャガイモの収穫は、葉が黄色く枯れ始め、茎が地上に倒れてきたころを目安としています。株元から30㎝離れたところからショベルを入れて、株元をもって引き抜きます。土の中にもイモが残っていないか確認しましょう!

収穫は、2日以上晴天の続いた、土が良く乾いた状態の時にしましょう!土が湿っている状態で収穫すると、掘り上げたイモが腐りやすくなります。

STEP6 保存

ジャガイモの保存方法は、水洗いせずに風通しの良い場所に広げて乾かします。この時に日光に当たらないように注意しましょう!乾いたら土を軽くこすり落とし、日に当たらないように新聞紙に包んで13~15℃の冷暗所で保存します。

良い種芋の見分け方

良い種芋を選ぶコツ

良い種芋を選ぶには、下記のことに注意して選ぶようにしましょう!

皮にハリがある

良い種芋は、皮にハリがあります。皮にハリのないもの、シワの寄っているものは、中の水分が抜けてしまっている可能性があります。食べる時のジャガイモを選ぶのと同じように、ハリがあるものを選びましょう。

重みがあ

実際に種芋を手に持ってみて、ずっしりと重みのあるものは、中が詰まっていて良い種芋です。中がスカスカになっていると、新しく出る芽やイモを育てるための養分が少なく生育に影響を及ぼすことがあります。袋入りされている場合は、少々確認しにくいです。

芽の出ている位置がばらけている

種芋は少し芽が出ていることが多いので、出ている芽の状態をしっかりと確認しましょう。芽が一点にだけ集中していると、そこに集中して芽が出るので、種芋をカットする場合には気を付けてください。

休眠から覚めて芽が出ている

すでに休眠から覚めている種芋は、芽の生長が確認できるため良い種芋といえます。休眠している状態のものは、植え付け前の芽出し作業に時間がかかったり、そのまま植え付けると芽が出ないこともあります。できるだけ芽の出ている種芋を選びましょう。ただしあまり芽が伸びすぎているものは、徒長する可能性があるため注意が必要です。

芽の色が濃緑~黒っぽい紫

ジャガイモの芽は、タネイモから出てすぐの頃は、濃い色をしている場合が多いです。品種によっては、ピンク~明るい紫色、白っぽい色のものもあるので、一概に何色が良いと言えませんが、色が濃い方が勢いのある芽の目安です。

色の他に芽の太さにも注目しましょう。細く弱々しい芽からは、細い徒長したような茎が育ちやすくなります。芽がしっかりと太いものは、生育後の茎も太い場合が多いのでお勧めです。

種芋の大きさ

ジャガイモの種芋は、大きい方が育ちも良いのですが、60g以上の重さになると、収量にはほとんど差がでないそうです。また小さければ小さいほど良いというわけでもなく、だいたい40gが目安です。

春植えの場合は、60g以上の大きいサイズの種芋は、カットして40~60gにして植え付けることが出来ますが、秋植えの場合は、そのまま植え付けることになりますので、種芋の大きさは、植える時期のことも考えて選びましょう。

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たけぞうさん

上記のことに気を付けて種芋を購入するようにしましょう。

最後に、一番肝心で基本的なことですが、スーパーで売っている食用のイモを使用するのはやめましょう。病気にかかっているイモでも食べる分には害はないので、入っている可能性が高いです。病気にかかっている種芋を育てると、病気が媒介し後処理に困ることになるため、おススメ出来ません。検査機関で合格したものを使用するようにしましょう。

ジャガイモの種芋をご紹介

ホクホク系 ビタミンCが多い!

ホクホク系 ジャガイモの定番品種!

ホクホク系 「栗芋」と呼ばれているじゃがいも!

ホクホク系 甘くておいしい!

しっとり系 煮崩れしにい 肉じゃが・カレーに!

しっとり系 煮崩れしにくい おでん・きんぴらに!

中間系 食卓を彩る紫ジャガイモ!

中間系 形が良く多収! 

まとめ

ジャガイモは、初心者でも育てやすい、家庭菜園の人気者です。寒冷地を除けば、春植えと秋植えの年2回栽培することが出来ます。植え付け後、3カ月で収穫でき、保存のきく野菜ですので、是非栽培してみてはいかがでしょうか。

ジャガイモは様々な種類が多くありますので、使用する用途や自分の好みに合ったものを育てると楽しさが倍増しますよ!

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