ナス栽培の基礎知識 ナスは一枝一果で仕立てよう!

ナスの整枝 一枝一果法

ナス栽培において重要なことは、株の樹勢を落とさないようにコントロールしていくことです。成り疲れを予防し、秋ナスまで長期収穫を目指すのであれば、ナスの一枝一果法を覚えておくと良いでしょう。

この方法は、主幹から出て来るわき芽の整枝方法です。一つの枝に一つの実だけをつけて栽培する方法です。株の成り疲れを防ぎ、長期間収穫するために必須の整枝方法です。一般的には「切り戻し法」と呼ばれています。この方法をマスターすることがナス栽培においてとても重要ですので、この基本的なわき芽の仕立て方をよく覚えておいてください。

一枝一果法について

ナスの栽培は、「一枝一果法」で栽培します。一般的にいう切り戻しのことです。

一枝一果法(切り戻し)とは?

一枝一果法とは、 1本の枝に1個の実のみを実らせて栽培していく方法です。一般的には切り戻しという方法です。

この方法は、主幹となる枝を決め脇芽を伸ばし、実をつけ収穫した後、その脇芽を切り戻していく方法で、1本の枝に1個の実しか付けさせない方法を言います。一般的にいう切り戻しです。

この時に注意しないといけないのは、一枝一果法は、主幹は絶対に切らないことです。主幹は伸ばし続け、主幹から出た脇芽を使って、実を収穫した後にその脇芽を切り戻していくやり方ですので、主幹を切ってしまうとわき芽が出て来なくなってしまいます。

主幹というのは、ナスの枝を仕立てる時に2本仕立てや3本仕立てという言葉を聞いた事があると思います。例えば、2本仕立てにするなら、脇芽を1本伸ばして2本にして伸ばしていくと思います。この伸ばすと決めた枝2本を主となる幹、つまり主幹といいます。

一枝一果(切り戻し)法というのは、この主幹から伸びてきた脇芽を伸ばしていくので、主幹は絶対に切ってはいけません。主幹は伸ばし続け、主幹から出た脇芽を使って、実を収穫した後その脇芽を切り戻していくやり方です。主幹を切ってしまうと、わき芽の本数が減り収穫量も減ってしまいますので注意してください。ナスの仕立てがマスターできると長期に渡りたくさん収穫できますよ。

たけぞうさん
たけぞうさん

ナス栽培している人は、農家さんであってもこの方法を実践しています。ナスの切り戻しは特別なことではなく基本的な栽培方法ですので、マスターしておくべき大切な事ですよ。

一枝一果(切り戻し)の方法

一枝一果のやり方

これからは、一枝一果法のやり方を説明していきます。

紫の線が3本仕立ての主幹です。黄色丸が、主幹から出てきたわき芽です。このわき芽には蕾がついていますが、さらに上に伸びようと新芽が出ていますよね?これをこのまま伸ばし続けると、わき芽の生長に栄養と奪われ蕾のナスが大きくなっていきません。

ではどうするのか?わき芽についた蕾の上にある葉を1枚残して上の新芽を切り落とします。どういう風に切り落とすのか下の図で説明します。

紫の線が主幹です。この主幹から伸びたわき芽が矢印で指したものです。それについた水色丸の蕾を大きくしていきたいので、そのうえの葉1枚残して黄色の線のところでバッサリ切ってしまいます。

黄色丸が切った後です。こんな感じに仕立てます。これで蕾に栄養が集中し大きくなっていきます。本来は着実に実がついた時点で切るのがいいと思います。

もう1枚別の写真を見てください。

わかりますか?蕾の上の葉1枚残して新芽を切ります。で、実が大きくなり収穫した後は、水色の線のところでバッサリ切り取ります。実を収穫する頃には、水色の線より下にある葉の間から新たなわき芽が伸びてきますので、同じように伸ばして収穫します。これを繰り返してナスを収穫していきます。

ちょっと今回の写真では、分かりにくいかもしれませんので、昨年の写真も載せておきますね。

わき芽に咲いた花の上の葉を一枚残してその先を切ってしまいます。

わかりますか?葉を残してその先端(黄で囲ったところ)をカットしています。そうすることで、下に咲いている花が実を付けた際に栄養が集中し大きくなります。

さらに実を収穫した後は、紫で囲ったところから脇芽が出て来ていると思うので、今度はその脇芽を伸ばします。収穫した部分の枝は必要ないので、赤のラインのところでカットします。この様に、実を付けて収穫した後に切り戻しを繰り返していきます。これが一枝一果法(切り戻し)です。

この方法は、生り疲れをさせずに栽培できるという利点がありますので、更新剪定は必要ないということですが、私は更新剪定をやりました。色々見ていると、更新剪定の際に、主幹が支柱を超えたあたりで先端をカットして切り戻し、根切りをしている人が多いような気がします。あまりバッサリいかなくても大丈夫のようです。来年は更新剪定はせずに、根切りのみでやってみようと思います。

たけぞうさん
たけぞうさん

キュウリの栽培も、わき芽が伸びて実がついたら、葉を2枚残してその先を切ります。1つのわき芽で1つの実を育てる。これが基本です。

一枝一果をする時の注意点

ここまでで一枝一果(切り戻し)のやり方は理解できたでしょうか?ではここからは切り戻し作業をする時の注意点をご紹介します。

  1. 一枝一果の作業をするときは晴れの日が続く時にすること
  2. 使用するハサミは事前に消毒しておくこと
  3. 切り口は斜めにすること

切り戻し作業をする時の注意点はこの3つになります。

1.切り戻し作業をするときは晴れた日が続く時にすること

なぜ晴れた日が続く時に作業をするのかというと、雨の日に切り戻しをすると切り口に雨がかかりそこから病原菌が侵入して病気にかかってしまう可能性が高くなるからです。なので、雨の日は必ず避ける事が必須です。雨の中作業をしようと思われる方はいないと思いますのでこの点においては大丈夫かと思いますが、作業をした後に雨が降ってしまうケースもあるかと思います。その場合も切り口が乾燥していないうちに雨がかかってしまうことになるためNGです。ですので、作業をするときは必ず数日雨が降らない日に行うことがベストです。

ナスの一枝一果の作業が始まる時は気温も上がってきていると思いますので、比較的切り口が乾燥するのも早いと思います。2.3日雨が降らないような日に切り口に雨がかかることを避けて作業を行うようにしましょう。

2.使用するハサミは事前に消毒しておくこと

次は使用するハサミについてです。家庭菜園などではさまざまな夏野菜を栽培していると思います。夏野菜は比較的ハサミを使って収穫したり敵芯したり整枝作業を行うことが多いと思います。そのような時に他の野菜の作業をしたハサミをそのまま使用してしまうと、その野菜が病気にかかっていた場合に同じように病気になる可能性が高いです。なので、できるだけ使用するハサミは事前に消毒するかアルコール使用のウエットティッシュなどで除菌しておく方が良いと思います。意外と病気が蔓延する原因はハサミを媒介にして広まることも少なくありませんので注意が必要です。

3.切り口は斜めにすること

これは注意点1.の雨に関係することと同じですが、切り口を平らにしてしまうとそこに雨水が溜まってしまうことになり乾燥しづらくなるため良くありません。万が一雨が降ってしまった場合でも、切り口を斜めにしていると雨水は流れていきますので問題はありません。切り戻し作業を行なった場合の病原菌の侵入を防ぐ一番大切なことは切り口が素早く乾燥することですので、切り口に雨水が溜まらないようにしておく事が大切です。

上記の点が一枝一果をするときに注意しておかなければいけないことです。病原菌の侵入を防いで長期収穫できるように栽培していきましょう!あと切り口を綺麗に切ることも大事なことですので、使用するハサミは切れ味の良いものを使いましょうね。

まとめ

ナスの仕立てはそれほど難しいものではありません。主幹は切らずにわき芽を伸ばして切り戻していく方法です。ナスは基本的に一つのわき芽には一つの実しかつけません。実を大きくするために養分を集中させるためです。これは基本ですので、忘れずに覚えておきましょう。

更新剪定後も花がたくさん咲いているので、美味しい秋ナスが収穫できそうです!

最後まで見て頂いてありがとうございました。

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