野菜づくりの基礎知識 トンネル資材の種類とトンネルの掛け方

  • トンネルってした方が良いのかしら?
  • トンネル資材の種類ってどんなものがあるの?
  • 資材の使用用途を教えて欲しい

このような悩みを解決します。

本記事の内容

トンネル資材の種類やかけ方をご紹介します

たけぞうさん
たけぞうさん

これを読み終わるとトンネルの使用用途やかけ方が分かりますよ。

それでは、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「防虫用・保温用のトンネルの種類とかけ方」をご紹介します。

トンネル資材について

トンネルの主な効能

トンネルをする主な目的は下記の通りです。

  1. 害虫の侵入を防ぐ
  2. 軽い風よけや陽射しよけ
  3. アブラムシなどを寄せ付けない
  4. 保温効果がある
ここがポイント!

害虫の侵入を防ぐため、野菜が食害されず守られる。軽い風や陽射しを予防するため野菜が傷みにくい。

トンネルをするメリット

トンネル資材を使用してトンネルをすることは、上記の効能からも読み取れるようにいくつかのメリットがあります。

トンネルをするメリット
  • 害虫から野菜を守る
  • 陽射しや風から野菜を守る
  • 保温・保湿効果で発芽が良くなったり、生長が促進されたりする
  • 雪や霜から野菜を守ることが出来る
  • 冬の間も野菜の栽培が出来る
  • 冬越し野菜を枯れないように防寒出来る

トンネルをすることのメリットは、野菜を外敵から守り生長を促進させるということです。そのためには、トンネル資材の種類や特徴を把握し、状況に応じて資材の使い分けが必要となります。網目の大きさや透過率、素材やサイズ、色などを使いたい目的に合わせて選べるようにしましょう。

トンネルをするデメリット

野菜づくりにおいて、トンネルを使用したメリットは上記でご紹介しました。では、デメリットはどのようなものでしょうか。

トンネルをするデメリット
  • トンネルをかける手間がかかる
  • 追肥がやりにくい
  • コストがかかる

トンネルをすることのデメリットは、コストと手間がかかるということです。ただやはりデメリットよりもメリットによる魅力が大きいために使用する人が多いのだと思います。また上記でも言いましたが、トンネル資材には様々な種類があるため、その用途に応じて使い分けることが大切です。

まずは、しっかりとトンネルの種類や特徴を把握しましょう。

トンネル資材の種類と特徴

トンネルには、様々な素材で作られたものがあります。それぞれ特徴がありますので、用途に応じて選びましょう!

防虫用

防虫ネット(銀線入り)

害虫の侵入を防ぐメッシュ状の布です。軽い風よけや陽射しよけなどの効果があります。目合いは0.6~1.0mm程度です。

防虫のためのネットで、こちらも網目の大きさがさまざまあり、どんな虫を対象とするかで選べるようになっています。虫はキラキラと光を反射するものを嫌うため、銀色の糸を織り込んでいるものが多いです。この防虫ネットも防虫だけでなく保温・霜よけの効果が期待できます。ただ不織布などと比べると網目が大きいため、保温効果は落ちます。

防虫ネット ムシカットストロング 1mm目 180cm×100m

保温用

不織布

繊維を折らずに絡ませ圧縮してシート状にしたもので、保温・霜よけ・防虫効果が期待できます。とても軽く、光の透過率も高いのでべたがけに向いています。価格がお手頃なのもポイントです。

寒冷紗

網目状の布でこちらも保温・霜よけ・防虫のために使われるほか、夏場の遮光にも使われます。網目の大きさがさまざまあり、網目が細かい方が保温効果が高いですが、そのぶん風通しや光の透過率が下がります。白色と黒色のものがありますが、冬場は光を通しやすい白色のものを使いましょう。

ビニールフイルム

透明なビニールは風邪を通さないため、昼間の保温効果には特に優れています。しかし風を通さないことで放射冷却の強い夜間などは逆に中の方が冷えてしまうことがあるため注意が必要です。放射冷却が強そうな時は、下の部分だけ開けて風が通るようにしておきましょう。重みがあるのと、風通しが悪くなるため、べたがけには向いていません。

穴あきビニールフィルム

ビニールフィルムに穴が開いたものになります。トンネル内の温度の上りすぎを防ぎます。防寒効果は弱めですが、通気性が良く蒸れにくいのが特徴です。

ネットやシートのサイズ選び

防虫ネットや保温シートを準備する際、短すぎると結びにくく、長すぎても無駄になります。結び目を作って土に留めるのには、片側だけで90㎝~1mが必要となります。先に切っておく場合には、畝の長さ+2mを目安にしましょう!

またネットやシートはトンネル支柱を使用しますので、その点を考慮して幅の大きいサイズのものを選ぶ必要があります。

ここがポイント!

防虫ネット、保温シートを選ぶ際には、使用するトンネル用支柱のサイズに合わせて選ぶようにしましょう!

使用するサイズ
  • トンネル用支柱のサイズが180cm⇒180cm幅のもの
  • トンネル用支柱のサイズが210cm⇒210cm幅のもの

ベタ掛けする場合には、畝幅+30cm程度の長さのゆとりがあれば大丈夫です。

使用するサイズ
  • 90cm幅の畝⇒120cm幅のもの
  • 100cm幅の畝⇒135cm幅のもの

トンネル資材の使い方

被覆資材の使い方には、「ベタ掛け」と「トンネル掛け」があります。

ベタ掛け

ベタ掛けとは、野菜の上にそのまま被覆資材をかぶせる方法です。支柱などが要らないので、簡単に設置できますが、雪などによって野菜が潰れたり、風で野菜が擦れる可能性があるので注意が必要です。コマツナやホウレンソウなどの葉もの野菜に向いているやり方です。

野菜の種を蒔いてすぐ被せておくと、地温を上げて発芽を促し、適度に水分を保持できるため生長を促すことが出来ます。またマメ科やトウモロコシの種などは、鳥に狙われやすいので害虫被害を抑えるのにも役立ちます。

べた掛けで主に使用される被覆資材は、軽くて柔らかい不織布寒冷紗が向いています。水を通すのでそのまま水やりも出来ます。

ベタ掛けの工程

ベタ掛けの工程をご紹介します。

被覆資材を畝にかける

被覆資材を畝にかけます。

ここがポイント!

野菜が生長しても大丈夫なようにある程度余裕をもたせてふわっと掛けておきましょう!

余裕を持ってふわっとかけます
周りをシート押えで固定する

シート押えを使用し裾を固定します。

シート押え
周りをシート押えで固定して終了

使用する菜園道具

トンネル掛け

トンネル掛けとは、アーチ状の支柱を立てトンネル状にする方法です。骨組みがあるため、雪などで野菜が潰される心配がありません。ダイコン、ニンジン、ブロッコリーなどやや背が高くなるものに向いているやり方です。

野菜の苗を植え付けた後にすぐ被せておくと、防虫・防風効果が期待できます。また寒期には、ビニールトンネルなどをかけて保温効果を高め、野菜の冬越しや栽培を継続することが出来ます。

トンネル掛けで主に使用される被覆資材は、寒冷紗防虫ネットビニールフィルムなどが向いています。

トンネル掛けの工程

トンネルかけの工程をご紹介します。

支柱を立てる

まずは、支柱を立てます。この時、トンネル用支柱を60cmおきに挿し、同じ高さになるようにします。

ここがポイント!

畝の両端には支柱を斜めに1本ずつ追加します。斜めに挿して補強することで、被覆資材を引っ張っても支柱が歪みません。ぜひお試しください!

資材を被せる

トンネル資材を被せます。写真ではビニールフィルムですが、防虫ネットでも同じです。

Uピンを使用し固定する

トンネルの端をUピンを使用して固定します。

Uピン
まずは、裾を止めます
長い場合は、折り返して再び止めます
両サイドをトンネルパッカーで固定する

両サイドをトンネルパッカーで固定します。

トンネルパッカー
裾をトンネルパッカーで固定

使用する菜園道具

防虫ネット ムシカットストロング 1mm目 180cm×100m

まとめ

今回は、初心者の方が野菜作りを始める上で、知っておくべき基礎知識として「防虫用・保温用のトンネルの種類とかけ方」をご紹介しました。

野菜づくりの際には、外敵から身を守ることは大切です。トンネル資材を使用することで害虫予防や保温・保湿効果など、様々な効能が期待できます。トンネル資材には、それぞれ特徴がありますので、使用用途を考え適切な資材を選び使用していきましょう。

被覆資材には、トンネル資材のほかに、畝の表面にかけるマルチシートなどもあります。野菜の栽培する時期や栽培の方法により様々な被覆資材を使用して、美味しい野菜をたくさん作りましょう!

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